FTMの結婚事情①〜妻のご両親へのカミングアウト〜

FTMの結婚

無事に性別適合手術を終え、戸籍上も男性になった僕。
そして男性として社会人になった僕。
そんな僕がどのようにして結婚にまで至ったのかをお伝えします。

そもそもFTMは結婚できるのか

よく
”FTMは結婚できるんですか”
と質問を受けます。

答え:できます。

戸籍上も男性として生活しているFTMの方は戸籍上女性の方と籍を入れることができます。
ただ日本の現状として同性婚は認められていないので、同性愛者の方は戸籍を変えてしまうと結婚は難しいです。
(体は女性で心が男性だから性別適合手術を受け、男性に戸籍変更したけど、恋愛対象が男性の方は男性パートナーとの結婚が難しい)

2013年に戸籍変更をした僕は2016年に交際期間約1年を経て妻と結婚。

そんな僕が妻のご両親にどのようにカミングアウトをし、結婚まで至ったのかを赤裸々に書いていきます。

初めてのご両親への挨拶

初めて妻の実家へ行き、ご両親に挨拶をしたのは付き合って3ヶ月ほど経った時。
僕自身がFTMであることは自分の口からご両親に伝えたくて、妻の実家に挨拶に行きたいとアポをとった。

そして初めて妻の実家に泊まらせてもらい、帰宅する直前に
”おとうさん・おかあさん、ちょっとお話があります。”
と僕・妻・おとうさん・おかあさん4人でソファに座って

僕は元女性として生まれ、現在はオペも戸籍変更も終わり男性として生きているということ

を素直にカミングアウトをした。

そのカミングアウトを聞いたおとうさんは
へー。そうなんだ。君はもう男性なんだね。
とすんなりと理解し、受け入れてくれた。

反対におかあさんは僕からのカミングアウトを聞いて頭の中がパニックになってしまったようで
非常に驚いた顔で
もし、娘が男性を好きになったらあなたはどうするの?
と聞いてきた。

おかあさんは元女性という言葉を聞いて、現在も女性だと思ってしまったようで僕たち二人をレズビアンカップルだと捉えたようだ。

今となっては笑い話だが
もうすでに僕はヒゲも生えていた外見だったので、女性として捉える方が無理があった笑

しかし、それくらいおかあさんの頭の中は混乱していたのだろう。
その言葉を聞いたおとうさんがすかさず
いや、違うよ。彼はもう男性で彼は彼なんだよ。
とおかあさんに説明してくれた。

そのおとうさんの言葉に僕は救われた。
それでもおかあさんは理解ができず、その日はおかあさんは混乱した状態のまま僕たち二人は実家を後にした。
(おかあさん、あの時はごめんなさい笑)

実家での気まずい空気

その後、1ヶ月に1度は妻の実家に行き同じ空間で過ごす時間を増やすように意識した。
しかし特にセクシャルの話題については触れずに、ただただ一緒に時間を過ごすようにした。

その間もやはりおかあさんはずっと葛藤していて、
”まきちゃん、あ!まきくん。。。”
と、僕に対してどのように接したらいいかを探りながらも、なかなか距離を縮めることができず気まずい空気がずっと流れていた。

そして後々知ることになるのだが、当時妻はおかあさんから”僕と別れなさい”とずっと言われていたようだ。
それはそれで妻にもおかあさんにも申し訳ない思いをさせていたなと思うが、反対したくなるご両親の気持ちもわからなくもない。
(その時の妻の思いや視点はまた別記事で書いていこうと思う。)

そのような関係でも、僕が遊びに行った時に困惑しながらも実家にあげてくれたこと。

同じ空間で時間を過ごしてくれたこと、一緒にご飯を食べてくれたことは本当にありがたかった。

実家に通い続けていた理由

そんなこんなで初めてのカミングアウトをしてからは、特に改まった時間を作る訳でもなく
気まずい空気は流れていたが、本当にただただ会いに行っては同じ時間を過ごしていた。

そのような空気でもなぜ会いに行っていたのかと言うと理由は簡単で
FTMの僕とストレート女性の妻二人でいる日常をご両親に見てもらいたかったから。

相手が異性でも同性でもトランスジェンダーでも”当たり前の日常”であることを知って欲しかった。

ただそれだけの理由で月に1度は会いに行っていた。

そうやって結婚に対する第一関門
”ご両親からの反対”
を乗り越えていくために時間をかけて少しずつジャブを打ち続けていた。

FTMの結婚事情②へ続く



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この記事を書いた人
MAKI

0歳
女として産まれる
18歳
自分が何者かわからなくなる
24歳
戸籍を男性に移行
27歳
シス女性と結婚
AID 反対の両親を4年かけ説得
30歳
シリンジ法にて妊活を開始  
31歳
FTMパパになりました。

女性として生きていた時から男性そしてパパになるまでの自分の過程を綴っていきます。

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